第10回 NPO法人きららの木 リレー講座
『華厳のこころ』と題し、東大寺の僧侶であられる「上司永照師」にご講話いただきました。
きららの木は7月8日に9歳の誕生日を迎え、設立から10周年目に入ります。
そこで、法人の想いや理念を改めて再確認するためにお話しいただきました。
三年前にお話をいただき、もう一度お話を聞きたいと思っていました。やっと二回目となるこの貴重な
機会をいただきました。
180名のたくさんの方にお集まりいただきましてありがとうございます。
奈良の大仏さまに込められた大いなる願いや、聖武天皇が大仏建立するまでの課程、
「責めは我一人にあり」、すべての責任は長である私にあり。いかほどの苦悩があったことでしょう。
光明皇后の慈悲喜捨の心である「四無量心」、"ひとの喜びを心から喜び ひとの悲しみを心から悲しむ"
4つの大切な慈悲の実践の教え、そして盧舎那仏との出会いと気づきをお話くださいました。
そして最後に、華厳の考え方についてお話くださいました。
「ひとりひとりが誰にも代えられない存在である。それは『動植咸(どうしょくことごとく)』(人間だけでなく、すべての生きとし生ける者、動植物みな一匹一羽一本が華である)」であるという教えをいただきました。
私たちはいろんなご縁があって生きています。かけがえのない命、生きていること、それが華です。
きららの木も今こそ初心に戻り、きららの木と繋がって支えてくださいました多くの皆様に感謝し、これからも精進して参ります。