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活動日誌

令和6年1月 職員全体研修会

令和6年1月16日、年をあらため心機一転、職員全体研修会を行いました。

まずはじめに江川理事長より、この研修で学んだことを各事業所で展開するようにとお話がありました。

 

本日は正田 晨夫 先生(正田歯科医院元院長)による講演です。

正田先生は、特定非営利活動法人オーラルヘルスプロモーションクラブ奈良の代表であり、令和4年 第50回医療功労賞を受賞されました。また奈良県心身障害者福祉センター内の障害者歯科衛生診療所の立ち上げに尽力され診療されておりました。当法人においても定期的に歯科検診や勉強会をしてくださっています。

 

演題 「お口から食べる喜びをみんなで支える」

 

阪神淡路大震災や東日本大震災、紀伊半島大水害の被災地の避難所で診療され、歯ブラシを提供するなど肺炎予防のために口の中を大切にしてもらう活動をされたこと、野迫川村の高齢者向けの介護予防教室や乳幼児への歯磨き指導など、また奈良県における障害のある人への歯磨き指導など先生の活動について知り得たことは大変感動しました。

噛むことの大切さ、歯磨きの大切さ、唾液の役割、体の構造など、人の健康は口(歯)がみなもとであること、「身土不二」食べ物の大切さ、私たち支援者が利用者さんとのかかわりで、意識化して取り組むことが重要であることが再度理解することができました。

お話は笑いありユーモアありで、正田先生の優しいお人柄と、誰もがなし得ないことに尽力された深い熱意のもとの行動力や実践力に感銘しました。よく噛むことの効用「ひみこのはがいーぜ」のキャッチフレーズ、最後は医療と介護の違いについてご教授いただきました。

 

職員から、自分の普段の食生活が柔らかい食べ物が主流となり、子育てにおいても嚙むことの意識が低下していたことに気づかされ、勉強になりましたなどと感想がありました。

 

奥田副理事長より、自身も歳を重ねたことにより、まさに自分事としてよく噛むことの大切さを改めて感じましたと、お礼の言葉がありました。

今後も職員の感性を磨き、専門的知識の向上に役立つような全体研修を継続しておこなっていきます。          

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。